7月は、富山市と立山町からのご依頼の紹介です。
一軒目は富山のお寺の瓦屋根の雨漏り修理。
本堂で雨漏りがされたという事で、雨漏り調査をしていきました。
本堂の瓦は富山県産の49判という銅線で止めるタイプの瓦。
屋根、瓦を見てみると、状態は悪くなく、雨漏りの原因は他の部分にあるようで
今後の対応をご相談させて頂いています。
もう一軒のご依頼はお宅は築50年以上の富山市のお宅。
こちらも富山県産の49判という銅線で止めるタイプの瓦。
屋根からの雨漏りがするとご相談があり、屋根に登って調査させていただきましたが、瓦を見ただけでは雨漏り箇所がわからない状態だったので、
屋根裏に入り、調査してきました。
屋根裏に入ると、下地に穴が開き、雨水が侵入している状態になってしまっていました。
下地ベニヤやヌキ、垂木が雨水で濡れてはいましたが、まだ垂木まで腐食している状態ではない為、下地のベニヤの交換の簡易な修理で対応します。
屋根裏から調査して特定した場所を中心に瓦をはぐり、雨漏りの調査をしてみると、屋根のあちこちから雨が入っている状態になっていました。
(天井、屋根裏に雨水が侵入するくらい雨漏りしている場合、屋根下地ではそれ以上に雨漏りしている場合が多いので、天井への雨漏りがあった場合、早めにご連絡下さい。)
良く見てみると、瓦が痛むというより、瓦を留める銅線が緩んだり、瓦の下にある木の下地が痛んで、瓦がズレてしまっている状態でした。
数十年、瓦屋根のリフォームをされずに来たそうで、築年数や下地の状態を見ると、屋根のリフォームの時期に来ていたので、応急修理で雨漏りを止め、そろそろ屋根、瓦のリフォーム時期がきていというお話をさせていただきました。
もう一軒は立山町の古民家のお宅
こちらの方は数年前に東京から富山に移住定住され、立山町で古民家で住まわれた方。
住宅は屋根リフォーム済みですが、納屋が数十年以上前(50年以上前?)の瓦。
その納屋の屋根からの雨漏り修理のご依頼があり、対応させて頂きました。
瓦は、地元立山町産の49判黒瓦。割れた瓦があったので交換し、修理しました。
今回使用したの瓦の仕様
富山県産49判黒瓦
三州産49判黒瓦