立山町S邸 屋根リフォーム、瓦おろし替え工事の施工レポート
施工完了
2014.07.23
富山県立山町S様邸リフォーム屋根瓦工事完成。
雪割り冠甍棟積み(防災施工)
丸瓦の上部に背びれのような突起があり、雪割り冠(雪割り瓦)といいます。
富山で古くから見られる瓦ですが、今では作られていないため、特注で作りました。
雪割り瓦は雪や風にあおられやすいため、内部にモルタルを入れ、強度を高め仕上げます。
外観
甍棟に雪割り冠(雪割り瓦)仕様
鬼瓦は三ツ切御所鬼瓦(京の巻)
万十軒瓦、袖瓦(けらば瓦)、角瓦等、風当たりの強い部分に、外部からパッキンビス釘を打ち、地震、台風、大雪等に強い防災施工として仕上げました。
外観
甍棟に雪割り冠(雪割り瓦)仕様
鬼瓦は三ツ切御所鬼(京の巻)台付け
雪に強い小松製瓦の和瓦を使用。
雪止めは輪型(七枚抜き入れ)
防災和瓦(完全防災施工)、黒瓦、甍棟(棟唐草)
雪割り冠(丸瓦)、御所鬼(経の巻)
富山県立山町S様邸リフォーム瓦屋根工事。甍棟、雪割り冠(防災施工、黒瓦)
2014.06.24
甍棟積み(棟唐草)屋根瓦工事(防災施工、セメントモルタル使用)
棟の下部分に、唐草瓦を葺く「甍棟(棟唐草)」仕様
下甍となり、
棟土台部には白漆喰を施します。
棟土には市販の「セメントモルタル」を使用。
棟内部に、鉄筋を入れ、縦筋と合わせて、
地震、大雪、台風等に強い防災施工となります。
(※のし瓦の銅線は、のし瓦同士でしっかり緊結します。)
こちらのお宅では、甍棟の上に、のし瓦を8段積みます。
一枚一枚、一段一段、雨仕舞と見栄えを考えながら
丁寧に積んでゆきます。
富山県立山町S邸 屋根リフォーム、瓦おろし替え工事
雪に強い小松製瓦の和瓦を使用。
鬼瓦は鬼台の上に三切りの御所鬼瓦を載せます。
本棟は棟甍仕様。
雪止めは輪型(七枚抜き入れ)
防災和瓦(完全防災施工)、黒瓦、甍棟(棟唐草)、雪割り冠(丸瓦)、御所鬼(経の巻)
使用
2014.05.16
2014.05.08
瓦屋根下地施工後、瓦の割り付けをし、屋根に瓦を葺きます
瓦割をするのに、カネピタ君で
屋根の垂直を確認して、割り付けをしていきます。
雪に強い小松製瓦の和瓦を使用。
雪止めは輪型(七枚抜き入れ)
防災和瓦(完全防災施工)、黒瓦、甍棟(棟唐草)、
雪割り瓦(丸瓦)、御所鬼(経の巻)
使用予定
2014.04.26
立山町S様邸にて瓦屋根リフォーム(おろし替え工事)瓦屋根下地作り
~清掃後、瓦屋根下地作りをします~
清掃をします
40年分のゴミに、屋根下地が傷んでいる為、
予想以上にゴミが出ます。
清楚後、瓦屋根の下地作り。
外壁との隙間も見つけますが、
木下地も作り直します。
下地の修正後、下地材貼り。
壁際や、棟違いがある為、貼り方に気を付けます。
瓦桟打ち。
最近の瓦はこの、瓦桟の上に載せ、瓦を葺くので重要。
この後、屋根に瓦を揚げます。
富山県立山町 瓦屋根リフォーム(瓦おろし替え工事)
下地に、15×35の瓦桟、水抜き仕様の下地材を使います。
防災和瓦(完全防災施工)、黒瓦、甍棟(棟唐草)
雪割り瓦(丸瓦)、御所鬼(経の巻)
使用予定
2014.04.25
富山県立山町S様邸にて瓦屋根リフォーム(おろし替え瓦工事)
※瓦のおろし替え工事というのは、古い瓦を処分し、新しい瓦を載せる工事
その際、傷んだ屋根下地を修理してから施工します。
~棟瓦の解体作業~
40年前後の風雪に耐えてきた為、
さすがに棟瓦の抜けが生じて来ています。
49版と呼ばれる銅線留めの黒瓦で、
棟は甍仕様(棟唐草)で、家紋、雪割り、
鬼瓦は台の上に三つ切り鬼瓦が載るという立派な瓦屋根。
解体も慎重に行います。
新瓦も、これに近いものに仕上げる予定。
40年経っているため、棟土も砂のようになってしまっていました。
瓦まくり完了。
この後ダンプに載せ、契約した捨て場へ運びます。
瓦をまくった後、瓦が割れていた訳ではないのですが、
下地が傷み、雨が侵入している個所がありました。
簡単な修理であれば、手前で直してしまいます。
下地の傷んだ箇所があちこちにあり、穴が開いています。
こういった部分も塞いで、新しい下地を作って行きます。
富山県立山町 瓦屋根リフォーム(瓦おろし替え工事)
防災和瓦(完全防災施工)、黒瓦、甍棟(棟唐草)
雪割り瓦(丸瓦)、御所鬼(経の巻)
使用予定
立山町S様邸リフォーム瓦屋根工事。甍棟、雪割り冠(防災施工、黒瓦)