火災保険の施工レポート
施工完了
2023.09.09
本堂の、瓦以外のリフォーム工事
破風、懸魚取り換え、本堂の天井の花天井取り付け
お寺さんの屋根において、鬼瓦と対になる懸魚(げぎょ)も古くなっていた為、懸魚の取り換え(井波の大工さんに彫って頂きました。)
古くなった懸魚(げぎょ)を撤去していきます。
古くなった懸魚(げぎょ)の撤去
破風も綺麗にします。
破風を塗装し、新しく井波の大工さんに作って頂いた懸魚(げぎょ)を取り付けます。
懸魚は鬼瓦と対になる事が多いため、鬼瓦と似た大きさになっいる事が多いです。
本堂の天井画(花天井)にしたいとのご依頼もあり、内装工事も手配させていただきました。
施工前の本堂の天井の状態。
お寺んの本堂の花天井の完成写真
正興寺(富山市)瓦おろし替え、屋根リフォーム工事の施工例はこちら↓ ↓
正興寺(富山市)瓦おろし替え、屋根リフォーム工事
2023.08.22
下り棟のし瓦積み、御所鬼瓦、風切り丸取り付け工事(防災施工)
下り棟の芯に防災の為の支持金具を入れます。
支持金具に木下地を取り付けていきます。
鬼瓦は御所鬼瓦(京の巻)
下り棟の鬼瓦を取り付けます。
下り棟に鉄筋を入れのし瓦を一枚つづつ積んでいきます。
下り棟に鉄筋を入れのし瓦を一枚つづつ積んでいきます。
袖瓦の隣りの風切丸も取り付けていきます。
屋根の両サイドに下り棟を積んでいる様子。
本棟(甍棟)に下り棟、風切丸、を積んだ状態。
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正興寺(富山市)瓦おろし替え、屋根リフォーム工事
2023.08.17
本棟のし瓦積み防災補強工事(甍軒瓦、鬼瓦、家紋、利根丸、下り棟設置)
屋根に瓦を葺き、利根丸を下げ、
鬼瓦の下に抱き金という金具をの設置、鬼瓦を抱くようにズレ落ちないように守ってくれています。
鬼瓦は全部で9つの分離されたパーツを一つ一つ組み合わて大きな鬼瓦に組み上げます。
(6ツ切り鬼+角3本)
甍棟の軒瓦を積むために、木下地を作っていきます。
微調整しながら、甍棟の棟軒瓦を葺いて行きます。
甍棟の軒瓦の上に棟の土台を作り漆喰を縫っていきます。
棟土に、撥水材入の「シルガード」使用
立山連峰を望みながら屋根の上での素敵なお仕事です。
甍棟の土台に、肌熨斗を積んでいきます。
肌熨斗二段分積んで棟の内部に防災鉄筋を打ち込んだ状態。
この後、横鉄筋も入れ補強していきます(防災施工:ガイドライン工法)
鬼瓦と、甍棟を4段積んだ状態(肌熨斗2段、熨斗2段)
下から見た甍棟積みと鬼瓦の状態
棟に家紋を取り付けていきます。
立山連峰が美しく夕日に映えていました。
甍棟を積んだ状態。
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正興寺(富山市)瓦おろし替え、屋根リフォーム工事
2023.08.01
本堂前側へのゴムアスルーフィング、流水テープを張り、瓦揚げ、平葺き(かわらぶき)工事
ゴムアスルーフィングを張った上に流水テープを張り、
万が一入ってしまった雨水が屋根の中溜らず、流れていくように施工していきます。
屋根瓦の寸法に合わせ、瓦をひっかけ載せるための瓦桟木を打って、
レッカーで瓦を揚げていきますいきます。
本堂の前側へのレッカーによる瓦揚げ、平葺き(かわらぶき)工事
一部の瓦に、住職さんにより、瓦の裏側に裏書きがされ(寄付した方の瓦の名入れ)、
名前は裏面に書いてある為、表から見えませんが、何百年もこの屋根を守る為、一枚一枚心を込めて丁寧に葺かせて頂きました。
瓦の平葺き(かわらぶき)作業
全部の瓦を釘留めして工事を進めていきます。
平葺き(かわらぶき)作業
防災瓦に全部の瓦を釘留めして、防災工法で作業を進めていきます。(ガイドライン工法)
平瓦は全部1本の釘で留め、軒瓦、袖瓦、角瓦は3本の釘で留めていきます。
(通常工法の場合、軒瓦、袖瓦、角瓦を止める釘は2本)
施工中に、空に太陽の周りにできる虹「日暈(halo)」が出てくれました。
通常の平瓦に加え、軒下に雪が落ちにくいよう、屋根全体に雪止め瓦を入れていきます。
防災施工(ガイドライン工法)な為、
平瓦は全部1本の釘で留め、軒瓦、袖瓦、角瓦は3本の釘で留めていきます。
(通常工法の場合、軒瓦、袖瓦、角瓦を止める釘は2本)
施工中に、空に太陽の周りにできる虹「日暈(halo)」が出てくれました。
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正興寺(富山市)瓦おろし替え、屋根リフォーム工事
2022.03.07
富山市のお寺さんの瓦の下ろし替え工事。
(屋根の木下地を新しく張り直し、新しい軽量の防災瓦に入れ替えます)
お寺さんの工事をさせて頂くにあたり、まず、足場の工事から入ります。
足場業者さんに、屋根から落下してけがをしないよう、間違って瓦等を落してしまわないよう、屋根の下の方が怪我しないように、安全になるように本堂全体に足場を組んでもらいました。
組んだ足場にネットを張り、落下物が足場の外に出ないよう、しっかりと安全に張っていただきました。
本堂前に、蓮如上人がいらっしゃるので、よりしっかりと張っていただくようにお願いしました。
安全のために組んでいただく足場ですが、作業がしやすくなるように、一部小さな作業床を作る事もお願いし、屋根の瓦工事の作業しやすい環境も作っていただきました。
本堂後ろ側からも安全に作業ができるように、しっかりとした足場と、屋根の瓦工事の作業しやすい大き目の作業床を作っていただきました。
最近登山を始めた私ですが、立山連峰の望める美しい景色の見れられる場所。
この美しい富山の景色の中で、本堂を守り、富山市の景観に溶け込む屋根になるよう、しっかりと施工していきたいと思います。
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正興寺(富山市)瓦おろし替え、屋根リフォーム工事
2017.12.30
棟積み替え工事 富山市水橋O様邸
(火災保険使用)
風による風害で棟が崩れてしまったので
棟瓦の積み直し工事の依頼。
まずは現場調査をします。
かなり風の強い地区のようで、
かなり強い力で押されたように
棟のし瓦がズレてしまっていました。
棟のし瓦が崩壊寸前でした。
これらの現状を、間近で確認し、
保険用に写真を数枚撮り、
見積もりを作ります。
~ 棟積み替え工事 ~
1、棟のし瓦解体後
屋根下地に元々の施工の
不備を発見。
この施工不良は想定外でしたが、
この部分で手を抜くと、
綺麗で強い屋根にならないので、
一つ一つ修正しいきます。
2、屋根の不陸も酷いので、
棟下部分の不陸の修正。
水糸を貼り、屋根下地の
高さの調整をしながら
下地を作っていきます。
3、下地の修正をしながら、
不陸の修正をしていきます。
4、水糸に合わせ、
下地の調整をしていきます。
5、不陸の修正、下地の修理後、
ルーフィングを貼り、
瓦を載せる為の瓦桟とういう
瓦下地を打っていきます。
6、元々の施工で、瓦がきちんと
最後まで納めおさめられて
いなかったので、
写真でわかり辛いですが、
瓦を1列追加しました。
7.棟の土台作り。
シルガードという撥水剤入りの
棟土を使用。この時点で白漆喰を
面戸瓦に塗り上げて行きます。
8、棟のし瓦積み作業。
9、地震や強風で棟のし瓦が
簡単にズレないように
棟内部に防災用に鉄筋を
入れていきます。
10、棟のし瓦を積み上げ、
棟上部に丸瓦を載せ
仕上げていきます。
11、棟内部にも、シルガードを入れ
丸瓦を補強しながらの施工。
12、棟積み作業完了
13、なかなか大変な作業となった
棟積み替え工事でしたが、
一つ一つの問題を解決し、
風害や台風被害、大雪に強い
棟のし瓦を積み上げる事が
できました。
ありがとうございました。