富山市正興寺 瓦おろし替え工事の施工レポート
施工完了
2022.03.07
富山市のお寺さんの瓦の下ろし替え工事。
(屋根の木下地を新しく張り直し、新しい軽量の防災瓦に入れ替えます)
お寺さんの工事をさせて頂くにあたり、まず、足場の工事から入ります。
足場業者さんに、屋根から落下してけがをしないよう、間違って瓦等を落してしまわないよう、屋根の下の方が怪我しないように、安全になるように本堂全体に足場を組んでもらいました。
組んだ足場にネットを張り、落下物が足場の外に出ないよう、しっかりと安全に張っていただきました。
本堂前に、蓮如上人がいらっしゃるので、よりしっかりと張っていただくようにお願いしました。
安全のために組んでいただく足場ですが、作業がしやすくなるように、一部小さな作業床を作る事もお願いし、屋根の瓦工事の作業しやすい環境も作っていただきました。
本堂後ろ側からも安全に作業ができるように、しっかりとした足場と、屋根の瓦工事の作業しやすい大き目の作業床を作っていただきました。
最近登山を始めた私ですが、立山連峰の望める美しい景色の見れられる場所。
この美しい富山の景色の中で、本堂を守り、富山市の景観に溶け込む屋根になるよう、しっかりと施工していきたいと思います。
正興寺(富山市)瓦おろし替え、屋根リフォーム工事の施工例はこちら↓ ↓
正興寺(富山市)瓦おろし替え、屋根リフォーム工事
2023.07.12
本堂の後ろ側の瓦おろし、下地を補修し、ゴムアスルーフィングを張っていく工事
まず順に瓦を剥ぐって行きます。
端から順に慎重に作業を進めていきます。
レッカーを使い、屋根の瓦を降ろしていきます。
瓦が落ちないように気を付けながら、少しずつレッカーに瓦を載せていきます。
後ろ面の瓦を全部捲り、レッカーで瓦を降ろし、ダンプに乗せて
瓦処分していきます。
古い瓦桟木を取り、屋根の掃除をしていきます。
何十年分のホコリやゴミがあり、一つ一つ丁寧に作業を進めていきます。
古い下地材を撤去し、清掃後、屋根ベニヤにより、新しく下地を作っていきます。
ベニヤもレッカーで揚げて作業を進めていきます。
本堂後ろ面全面屋根ベニヤを張った状態。
防水の為、屋根全体にゴムアスルーフィングを張り、
雨水の侵入しにくい屋根にしていきます。
ゴムアスルーフィングを張った上に流水テープを張り、
万が一入ってしまった雨水が溜らず、流れていくように施工していきます。
屋根瓦の寸法に合わせ、瓦をひっかけ載せるための瓦桟木を打っていきます。
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正興寺(富山市)瓦おろし替え、屋根リフォーム工事
2023.07.18
本堂の後ろ側へのレッカーによる瓦揚げ、平葺き(かわらぶき)工事
レッカーによる瓦揚げ作業。
葺きやすいように屋根全体に瓦を並べます。
屋根に揚げた瓦を葺ていきます。
防災施工(ガイドライン工法)な為、
平瓦は全部1本の釘で留め、軒瓦、袖瓦、角瓦は3本の釘で留めていきます。
(通常工法の場合、軒瓦、袖瓦、角瓦を止める釘は2本)
通常の平瓦に加え、軒下に雪が落ちにくいよう、屋根全体に雪止め瓦を入れていきます。
防災施工(ガイドライン工法)な為、
平瓦は全部1本の釘で留め、軒瓦、袖瓦、角瓦は3本の釘で留めていきます。
(通常工法の場合、軒瓦、袖瓦、角瓦を止める釘は2本)
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正興寺(富山市)瓦おろし替え、屋根リフォーム工事
2023.07.25
本堂前側の瓦をおろし、下地を補修し、ゴムアスルーフィングを張っていく工事
道路(歩道)側という事もあり、
普段より慎重に瓦を剥ぐって行きます。
レッカーを使い、屋根下地、屋根の瓦を降ろしていきます。
瓦が落ちないように気を付けながら、少しずつレッカーに瓦を載せて処分していきます。
下地に穴の開いた箇所があり、補修しながら作業を進めていきます。
古い瓦桟木を取り、屋根の掃除をし、
雨漏りし、下地に穴の開いた箇所を修理して作業を進めていきます。
下地材(屋根ベニヤ)をレッカーで屋根に揚げていきます
レッカーにより、材料を屋根に揚げていきます。
屋根を清掃後、下地材(屋根ベニヤ)により新しい下地を作っていきます。
立山連峰の良く見える素敵な場所です。
ベニヤ、ゴムアスルーフィングをレッカーで揚げて作業を進めていきます。
防水の為、屋根全体にゴムアスルーフィングを張り、
雨水の侵入しにくい屋根にしていきます。
なんとか、雨の入らない状態にし、作業を終える事が出来ました。
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正興寺(富山市)瓦おろし替え、屋根リフォーム工事
2023.08.01
本堂前側へのゴムアスルーフィング、流水テープを張り、瓦揚げ、平葺き(かわらぶき)工事
ゴムアスルーフィングを張った上に流水テープを張り、
万が一入ってしまった雨水が屋根の中溜らず、流れていくように施工していきます。
屋根瓦の寸法に合わせ、瓦をひっかけ載せるための瓦桟木を打って、
レッカーで瓦を揚げていきますいきます。
本堂の前側へのレッカーによる瓦揚げ、平葺き(かわらぶき)工事
一部の瓦に、住職さんにより、瓦の裏側に裏書きがされ(寄付した方の瓦の名入れ)、
名前は裏面に書いてある為、表から見えませんが、何百年もこの屋根を守る為、一枚一枚心を込めて丁寧に葺かせて頂きました。
瓦の平葺き(かわらぶき)作業
全部の瓦を釘留めして工事を進めていきます。
平葺き(かわらぶき)作業
防災瓦に全部の瓦を釘留めして、防災工法で作業を進めていきます。(ガイドライン工法)
平瓦は全部1本の釘で留め、軒瓦、袖瓦、角瓦は3本の釘で留めていきます。
(通常工法の場合、軒瓦、袖瓦、角瓦を止める釘は2本)
施工中に、空に太陽の周りにできる虹「日暈(halo)」が出てくれました。
通常の平瓦に加え、軒下に雪が落ちにくいよう、屋根全体に雪止め瓦を入れていきます。
防災施工(ガイドライン工法)な為、
平瓦は全部1本の釘で留め、軒瓦、袖瓦、角瓦は3本の釘で留めていきます。
(通常工法の場合、軒瓦、袖瓦、角瓦を止める釘は2本)
施工中に、空に太陽の周りにできる虹「日暈(halo)」が出てくれました。
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2023.08.17
本棟のし瓦積み防災補強工事(甍軒瓦、鬼瓦、家紋、利根丸、下り棟設置)
屋根に瓦を葺き、利根丸を下げ、
鬼瓦の下に抱き金という金具をの設置、鬼瓦を抱くようにズレ落ちないように守ってくれています。
鬼瓦は全部で9つの分離されたパーツを一つ一つ組み合わて大きな鬼瓦に組み上げます。
(6ツ切り鬼+角3本)
甍棟の軒瓦を積むために、木下地を作っていきます。
微調整しながら、甍棟の棟軒瓦を葺いて行きます。
甍棟の軒瓦の上に棟の土台を作り漆喰を縫っていきます。
棟土に、撥水材入の「シルガード」使用
立山連峰を望みながら屋根の上での素敵なお仕事です。
甍棟の土台に、肌熨斗を積んでいきます。
肌熨斗二段分積んで棟の内部に防災鉄筋を打ち込んだ状態。
この後、横鉄筋も入れ補強していきます(防災施工:ガイドライン工法)
鬼瓦と、甍棟を4段積んだ状態(肌熨斗2段、熨斗2段)
下から見た甍棟積みと鬼瓦の状態
棟に家紋を取り付けていきます。
立山連峰が美しく夕日に映えていました。
甍棟を積んだ状態。
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正興寺(富山市)瓦おろし替え、屋根リフォーム工事
2023.08.22
下り棟のし瓦積み、御所鬼瓦、風切り丸取り付け工事(防災施工)
下り棟の芯に防災の為の支持金具を入れます。
支持金具に木下地を取り付けていきます。
鬼瓦は御所鬼瓦(京の巻)
下り棟の鬼瓦を取り付けます。
下り棟に鉄筋を入れのし瓦を一枚つづつ積んでいきます。
下り棟に鉄筋を入れのし瓦を一枚つづつ積んでいきます。
袖瓦の隣りの風切丸も取り付けていきます。
屋根の両サイドに下り棟を積んでいる様子。
本棟(甍棟)に下り棟、風切丸、を積んだ状態。
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正興寺(富山市)瓦おろし替え、屋根リフォーム工事
2023.09.09
本堂の、瓦以外のリフォーム工事
破風、懸魚取り換え、本堂の天井の花天井取り付け
お寺さんの屋根において、鬼瓦と対になる懸魚(げぎょ)も古くなっていた為、懸魚の取り換え(井波の大工さんに彫って頂きました。)
古くなった懸魚(げぎょ)を撤去していきます。
古くなった懸魚(げぎょ)の撤去
破風も綺麗にします。
破風を塗装し、新しく井波の大工さんに作って頂いた懸魚(げぎょ)を取り付けます。
懸魚は鬼瓦と対になる事が多いため、鬼瓦と似た大きさになっいる事が多いです。
本堂の天井画(花天井)にしたいとのご依頼もあり、内装工事も手配させていただきました。
施工前の本堂の天井の状態。
お寺んの本堂の花天井の完成写真
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